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紙袋展開図を作る為のポイント
紙袋を作りたい場合、その紙袋のベースとなる展開図を作成しなければなりません。
展開図を作成し、理想通りの自作紙袋を作る為には、まず紙袋のデザインをイメージする必要があります。
本記事では、紙袋の種類と実際に使用する展開図を作るときのポイントを解説します。
紙袋の種類
紙袋を自作する場合には、まず展開図を作成する必要があります。
展開図は紙袋に限らず、立体的な作品を作る場合に必要になるものですが、紙袋の場合は、大きさや、形、デザインが様々であるため、作りたいものをイメージして展開図を用意しなければなりません。
紙袋を作りたい場合に、そのイメージとして使われる一般的な紙袋は2種類あります。
手提げ紙袋
手提げ袋とは、日常生活の中でも使用する頻度が多い袋の一つです。
手提げ袋とは名前の通り、手に提げることが出来る袋をいいます。
その素材はさまざまで、ポリやコットン、紙でも手提げ袋に変わりはありません。
そのため、手提げ袋を紙で作成したものを、手提げ紙袋としています。
展開図を使い自作で手提げ紙袋を作る場合は取って部分の強度を挙げる必要があるため、厚紙なども使用し、折り返し部分を作る必要があります。
角底袋
角底袋とは、手提げ袋と違い、取っ手がない袋をいいます。
底部分が四角形になっており、厚みのあるデザインや、大きいサイズのものが多くあります。
手提げはできませんが、商品を包むと角ばった仕様となり、自立するため陳列して商品を販売する場合に適している袋の種類です。
角底袋に関しては、他にも似た形の袋が多数あり、展開図作成の段階で、舟底、亀底などの種類を決めてから作成していきます。
紙袋展開図を作る流れとポイント
紙袋展開図を作る際には、紙袋の仕上がりに関係してくるポイントがいくつかあるため把握しておきましょう。
サイズを決める
紙袋完成後のサイズから逆算し、マチ・底・横幅・高さを決定します。
底の長さに関しては「マチの半分+のりしろ」となるため、のりしろ部分は30㎜程度確保しておきます。
また、サイズを決める際は、実際に紙袋を参考にすると仕上がりイメージがしやすくなります。
この際の展開方法は、紙袋のヒモを取り、上端の折り返し部分をはがして広げ、底の糊付け部分をはがし、その後筒状になった紙袋で残っている接着部分をはがします。
このような手順であれば紙袋を綺麗に展開することができます。
折り返し部分の作成と塗り足し
手提げ袋の場合には、展開図上部に折り返し部分を用意します。
折り返しは、手提げ紐を付けた際に取れないよう補強する意味があり、厚紙になる部分でもあります。
上部の折り返しは40〜45㎜が一般的な幅となります。
また、胴の糊しろは30㎜となり、デザイン的に折のコーナーへ絵柄がかかる場合には、上部の折り返しや底部分、または糊しろへ塗り足しが必要となります。
その際は10㎜ほど塗り足しとして伸ばしておくと綺麗な仕上がりになります。
トンボの付け方
外周トンボと折トンボを取り付けます。
この際、下部に付ける折トンボは、織の目の印となる為、5㎜ほど出来上がり面に入れておきます。
この折トンボを付けることで、仕上がりの品質がよくなり、紙袋完成後は見えない位置にくるため、デザインなどに影響することはありません。
正面ベタ印刷の場合
紙袋の正面全体に色を付けたい場合の印刷ですが、その場合は正面ベタ色をマチ側に5㎜ほど回り込ませるような仕様にします。
袋の底面全部に色を付ける場合には、紙が重なる部分が糊付けとなりますので、色は抜くようにします。
この作業を行わないと、インキが乗っている状態となり、糊が接着しないので注意しましょう。
マチベタ印刷の場合
マチだけに色を付けたい場合の印刷ですが、マチだけにベタ印刷する場合には、ちょうど折り目の部分を境目に色が変わるデザインとなるのが一般的です。
しかし、いざ印刷するとなると、印刷機ではズレが生じてしまいます。
そのズレによってデザインや、仕上がりのイメージが変わらないようにするための対策として、数ミリ程度余裕を持たせます。
機械のズレは約3㎜なのでマチの折り目から両端に5㎜空きを作ります。
このような仕様にすることで表面に色が回るのを防ぐことができます。
より完成度の高い紙袋を作るためにはプロに依頼する
展開図によって自作で紙袋を作ることは可能ですが、実際に作るとなると、展開図を始め、色や紙質、ロゴを含めたデザインなどの理想を全て取り込み作成することは難しいです。
また、大量に作りたいとなると、高度な技術が求められます。
そのようなときは、プロの業者に依頼することで、確実に自分の求めるオリジナル紙袋を作ることができます。
山元紙包装社は、紙袋のオーダーを行っております。
紙袋も種類豊富に取り扱っており、フルオーダーも可能です。
完成度の高い紙袋を作りたいとお考えの方は、ぜひ60年以上実績のあるYAMAGEN!(山元紙包装社)にご依頼ください。
紙袋展開図を作るときは仕上がりイメージを大切に
紙袋展開図を作成することで、自作で紙袋を作成することができます。
また、仕上がりイメージを意識することで完成度の高い紙袋を作ることができるでしょう。
オリジナルの紙袋を大量に作りたい場合や、より精度の良い品物を作りたい場合は、専門業者に依頼することで簡単に製作することができます。
また難しい知識を必要とせず、簡単に完成度の高い紙袋が出来上がります。そのようなご希望がある方は、一度試してみてはいかがでしょうか。>>オリジナル紙袋ならヤマゲン
紙袋や不織布に関する豆知識を発信しています。包装資材の取り扱いの他オリジナル印刷も行っている会社です。